![]() Ruddy Fly, Berners |
フライフィッシング用語辞典
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![]() Midge Flies |
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ゴカイを関東地方の一部でバチと呼ぶようだ。そのバチが10〜6月の満月や新月の夜に、海底の自分の巣穴から抜け出て水面まで上昇し、集団生殖行動を行う。それをバチ抜けと呼ぶ。
この生殖型のゴカイが水面を群泳する時には魚は狂ったようにゴカイを食うので、この時に遭遇した釣り人にとっては夢のような釣りになる。いわゆる入れ掛かり、ワンキャスト・ワンフィッシュの状態だという。当然ながら、フローティング・ワームとでも言うべきゴカイ・パターンが威力を発揮する。この釣りでスズキを狙うベスト・シーズンは3〜5月だそうである。
【資料】フライの雑誌 64: 2004.
ニワトリの首から背中にかけて生えている羽で、和名は頸羽(けいう)、一般的英語名はネック・フェザーneck feather。蓑毛あるいは逆毛と言われるものと同じ。"hackle up"というと怒るという意味であり、鶏が怒ったときに逆立てる羽のこと。正確を期してネック・ハックルとも言い、また広い意味でネック・ハックルにケープ・フェザー(襟羽)を加えてハックルと言うことが多い。個々の羽はハックル・フェザー。
フライ・タイイングではもっとも多用するマテリアルである。雄のハックル(コック・ハックル)と雌のハックル(ヘン・ハックル)を使い分ける。また、販売されているものにはケープ(肩〜背の襟羽)が付いているので、ハックル・ケープと呼ぶこともある。
なお、フライの部分名として使われることもある。たとえば、アダムズ(アダムス)のハックルにはブラウンとグリズリー・ハックルを使用する、など。
【資料】Rare and unusual fly tying materials, vol. II, 1997.
→ネック・フェザー、ケープ・フェザー、コック・ネック・ハックル、ヘン・ネック・ハックル、ハックル・ケープ、フライ
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