The
The Popham, Francis

フライフィッシング用語辞典

Fly Fishing Dictionary


The
The Shannon, Francis
   
チラカゲロウ 《昆虫》
 チラカゲロウ属で、本邦ではこの1種のみ確認されており、学名はIsonychia japonicaアイソニキア・ジャポニカ。ニンフを捕まえるとピンピン跳ねるので餌釣り師からは"赤ピン"と呼ばれる。地域によっては豊年虫(ほうねんむし)、チラ、火取り虫の名もあるようだ。幼虫は水中をチラチラと泳ぐので信州の釣り人は「チラ」と呼んでいた。そこからチラカゲロウという名前になったらしい。そのように今西錦司から御勢久右衛門氏は教わったそうである(私信)。
 本邦全域の河川渓流(上流〜下流)に広く見られ、体長約18ミリメートルで大型のカゲロウ。ニンフは典型的スイマー・タイプswimmersで、ハッチ・パターンはクライミング・ハッチ(C2)。体色は光沢のあるチョコレート色(黒褐色)で、ニンフの背面正中線上には淡色の縦条が一本あるので見分けやすい。一般に年2回、5〜6月と9〜10月に羽化する。ときに大発生をする。
 フライフィッシャーマンには馴染みのあるカゲロウで、シーズンが進んだ時期の重要なカゲロウになっている。
【資料】日本産水生昆虫検索図説, 1998. 水生昆虫アルバム, 1997. 水生昆虫ファイルA, 2003.
→チラカゲロウ属
 
 
ディッカーソン、ライル 《人》
 アメリカ人、バンブー・ロッド・ビルダー。1892−  ミシガン州ベレールBellaire生まれ。トラックや不動産の販売をしていたが、大恐慌で職を失い、独学でバンブー・ロッド・ビルディングを始め、1933年、デトロイトで本格的に竿の製作を開始した。彼の竿のアクションはファスト・アクションが特徴で、仕上げもよく、またたく内に広まり、80歳代までに2000本以上の竿をほぼ独力で作った。
 彼には2人の弟子がいた。一人はトーマス・ベドフォードThomas Bedfordで、晩年、ディッカーソンはベドフォードに機械類すべてを売り渡し、ベドフォードはサンフランシスコ近くで新たに自分のバンブー・ロッド工房を作った。もう一人の弟子は、ロバート(ボブ)・サマーズRobert(Bob) Summersであった。サマーズはもともとポール・ヤングPaul Youngの弟子だったが、ディッカーソンを敬愛し、サマーズに助言を乞われて教えたという関係だったようだ。
 アーノルド・ギングリッチは、"ディッカーソンの竿はドライフライ・アクションのグアルネリ(18世紀のバイオリンの名器)であり、ポール・ヤングの竿はセミパラボリック・アクションのストラディバリウス(18世紀のバイオリンの名器)である"と評したという。デトロイトには二人の名工が同じ時期にいたのである。
【資料】Trout (Schwiebert), 1978. Classic rods and rodmakers, 1992 (1976). 
 
 
テイル・カバーツ tail coverts:英語
 鳥の尾筒(びとう)。尾の付け根の所にあり、尾羽を上下から挟んでいる羽。背側のものを上尾筒(じょうびとう)アッパー・テイル・カバーツupper tail coverts、腹側のものを下尾筒(かびとう)アンダー・テイル・カバーツunder tail covertsという。
 フライ・タイイングに使われれるのはアッパー・テイル・カバーツであり、ゴールデン・フェザントのものはスピアー(spear、槍の穂先)とも呼ばれ長く、真紅で、ファイバーは硬質で張りがあるのでテイル材やウィング材として使われる。また、ピーコック・ソードはアッパー・テイル・カバーツの外側の部分の羽。オーストリッチ・ハールはテイル・カバーツや翼にある長い柔らかい羽である。また、雄のニワトリのアッパー・テイル・カバーツ(小謡羽)はもっぱらスペイ・フライSpey Flyのボディ・ハックルに使われたのでスペイ・コックSpey cockとも呼ばれる。
【資料】鳥630図鑑, 1998 (1988). フライタイイング・マニュアル, 1998. Rare and unusual fly tying materials, vol. II, 1997. Classic salmon flies, 1991.
→ゴールデン・フェザント、ピーコック・ソード、オーストリッチ・ハール、スペイ・フライ
 
 
 
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ビッグホーン・リバー、モンタナ州
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