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フライフィッシング用語辞典
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![]() Wasp Fly, Berners |
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明るい黄緑色。シャートルーズ色。フランスのグルノーブルにあるカルトジオ会の修道院で製造されているブランデーをベースにした薬草入りリキュールをシャートルーズという。そのリキュールの色が明るい黄緑色なので、色の名として使われるようになった。
アイルランドにある有名な鱒釣りの川。アイルランドのティペラリーTipperaryにあるスーア川はブラウン・トラウトの釣り場としてアイルランドでもっともすぐれたチョーク・ストリームの川。水生昆虫の種類も量も多く、ドライフライの釣りが主体であり、外国からの釣り人も多い。ベスト・シーズンは5〜6月。下記のホテルに泊まれば釣りができる。入漁料はイギリスのチョーク・ストリームの半分。
・Knocklofty House Hotel at Clonmel、
・Hayes Hotel, The Square, Thurles, Co. Tipperary
・Ardmayle House, Cashel, C. Tipperary
【資料】The new encyclopedia of fly fishing, 1999 (1986).
→チョーク・ストリーム
フライ・ロッドに7〜10個付けられているワイヤー製のライン・ガイド。ヘビのように曲っているのでこう呼ばれる。
材質はステンレス+ハードクローム・メッキ、タングステン、チタンなど。右巻きと左巻きの2種類があるが、ヨーロッパ製の竿では左巻きがほとんどで、アメリカ製では右巻きが多い。実際にスネーク・ガイドにラインを通してみればすぐに分かることだが、右利きの人にとっては右巻きのスネーク・ガイドの方がラインを通しやすい。実利主義のアメリカで左巻きから右巻きに改良されたように思われる。
スネーク・ガイドの数は多い方がよいという意見があり、確かに高級品のロッドではスネーク・ガイドの数は多いようだ。これは、スネーク・ガイドとスネーク・ガイドの間でフライ・ラインが弛んでロッドと接触して摩擦=ブレーキになり、ラインの滑りが悪くなるから、というもの。
スネーク・ガイドには2本のフットfootをもつ通常のスネーク・ガイドとフットが一つのシングル・フット・スネーク・ガイドがある。後者はヘビに似ていないが慣例的にスネーク・ガイドと呼ばれ、竿の軽量化、ブランクの自然な動きをさせるのに効果があるとされている。
→フライ・ロッド、ライン・ガイド
スコットランドのスペイ川で始められたとされているフライ・キャスティング法。19世紀の中頃に始められたらしく、現在でも行われている。簡単に言うと方向変換機能付きロール・キャスト。ただし、通常のロール・キャストのようにラインが円を描いて飛ぶわけではない。ライン先端が水面に付いていて、それがアンカーとなって、シュートを行うキャストである。
バックスペースはほとんど必要がなく、フォールスキャストもない。ラインが下流に延びた状態からスタートし、まず、竿先を上げてラインを持ち上げ、竿先を回して自分の後上方に持ってきて、シュートをする。慣れれば非常に楽で、一日竿を振っても疲れない省エネ・キャスト。このキャストは長いダブルハンド・ロッドとロングベリーのスペイラインとの組合せでうまくいく。なお、シングル・スペイとダブル・スペイがある。
筆者はスコットランドで鮭釣りをしたとき、一日目はトム・ヒープスTom Heapsというガイドからスペイ・キャストを教わった。これまでにフライフィッシングの経験があれば、半日も教わればダブル・スペイができるようになる。シングル・スペイはやや難しい。また、フローティング・ラインでのスペイ・キャストはやりやすいが、シンキング・ラインではすこし難しくなるが、シンキング・ラインでスペイ・キャストができるようになれは一人前と野寺宣男氏は述べている。
【資料】スペイキャスティング入門, 2002.
→フライ・キャスティング、スペイ川、シングル・スペイ、ダブル・スペイ
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